最近話題の女子プロ野球リーグとは!

理論思考コラム
この記事は約4分で読めます。

2009年から発足している「日本女子プロ野球機構」ですが、お恥ずかしい話し、今まで全く知りませんでした。

これだけ、普段からネットでいろんなニュースをチェックしているにも関わらず、その存在を全く知らなったというのは、なぜだったんでしょうか。ちょっと不思議な感じがします。

ソフトボールと同じ白球に夢を託す子供たちのために、ここで少し女子プロ野球について取り上げていこうと思います。

日本女子プロ野球とは

日本の女子プロ野球は、約60年前にも一度立ち上がっていたようですが、解散しています。

一度、頓挫した女子プロ野球を復活させたのは、サプリメントのブルーベリーアイで有名な「わかさ生活」の社長である角谷建耀知(かくたにけんいち)氏です。

詳しくは、こちらの漫画を読むと分かりやすいです。

2009年に日本女子プロ野球機構が発足して、翌年からリーグ戦が開催されています。しかし、リーグ戦の開幕といっても2チームしか所属しておらず、まだまだプロ野球としての活動とは言えないような状況だったようです。

現在は、3チームに育成チームを加えた4チームで、年間に60試合近くを行っています。しかし、一試合当たりの観客動員数は1500人くらいと、まだまだ認知度の低さが伺えます。

現在のチームは、

  • 兵庫ディオーネ
  • 京都フローラ
  • 埼玉アストライア
  • レイア(育成チームで、京都を本拠地としている)

公式サイト⇒日本女子プロ野球リーグ

公式サイトを見ていると、女子ならではの可愛らしいサイトとなっていて華々しい感じがしますが、逆に捉えると、プロのアスリートのような雰囲気を感じません。この辺り、まだ活動の方向性があまり定まっていないように感じます。

ちなみに、プロということなので、それなりの報酬が発生しているわけですが、最低年棒は200万円とのこと。しかも全寮制での活動なので、本当に野球が好きでないと生き残れない過酷な環境であることは間違いありません。

女子のプロ野球選手になるためには

さて、その女子プロ野球選手になるにはどうすれば良いのでしょうか。

それには、トライアウトという入団テストを受ける必要があります。トライアウトは、公式戦が終了してから行われるため、11月頃にあるようです。

入団テストの内容はこんな感じです。

入団テストは合計2日にわたり実施
1日目
◎1次テスト (共通)50m走/遠投 (投手)投球 (野手)打撃/守備
◎2次テスト (共通)シートノック/シートバッティング
◎野球教室
2日目
◎試合形式 (シートバッティング or 紅白戦)
◎面接、メディカルチェック

次に受験資格がこちら

  • 「女子プロ野球を普及し、発展させたい」という熱い気持ちをお持ちの女性
  • 現在在学中の選手は、2017年3月 高校・大学・各種専門学校を卒業見込みであること
  • 日本高等学校野球連盟所属の野球部を退部した女子選手は、所属連盟が退部を承認した日から1年以上 経過していること。(高校3年生は除く)
  • 日本野球連盟加盟チームに競技者登録している者は、所属しているチームの代表者が入団テストの受験を許可する書面を発行していること

また、即戦力で使える人材の獲得が目的なので、やはり高校で硬式野球の経験者が多いようでです。もちろん、ソフトボールからチャレンジしている人もいるようなので、夢を掴みたいという人は受けてみる価値はあるでしょう。

女子の高等学校硬式野球とは

実は、これも女子のプロ野球と同様に開催自体を全く知りませんでした。

高等学校硬式野球とはいっても、男子と違って甲子園で戦えるわけではありません。それでも、加盟校は全国に広がってきていて、昨年は全国から23校のチームが集まり、熱戦を繰り広げたようです。

高校球児なら甲子園への憧れってあると思うので、男女で分ける必要もないと思うのですが、なかなか古い体質からは脱却できそうにないようです。

子供達の夢のためにも、柔軟な対応を期待しています。

公式サイトはコチラ⇒全国高等学校女子硬式野球連盟

まとめ

まだまだ、女性が野球だけで食べていくには、いろんな壁が立ちはだかっているようです。それでも、今までには無かった「女子でもプロの道がある」というのは、野球が大好きな女の子たちにとっては自分の将来に一筋の光明が差したような感じなったのではないでしょうか。

今後は、もっとメディアやネットの力を使って、まずは認知度を上げていく必要があるでしょう。一部の人の自己満足で終わっていては、将来は見えてきません。

野球やソフトボールのファンの一人として、近いうちに、ぜひ公式戦の観戦に行きたいですね。

コメント

タイトルとURLをコピーしました