内野のラインは、軸である本塁を起点に各ポイントを出していきます。
慣れないうちは戸惑うこともあると思いますが、何度も練習すれば簡単にきれいなライン(白線)が引きるようになります。
ここでは、ラインを引くときの注意事項と、簡単なラインの引き方を手順を追って説明していきます。
競技場全体の寸法についてはこちら「競技場(グラウンド)の主な寸法」
ライン(白線)を引きときの注意事項
競技場内のラインを引くときはいくつか注意事項があります。
- ラインを引くときは、ライン自体が区域内に含まれるので、メジャー(巻き尺)の内側を引かなければいけない
- ダイヤモンド内のラインのうち、打者席内のファウルライン、一塁二塁三塁を結ぶラインを引いてはいけない
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ラインの引き方 手順①
次に本塁から、一塁ファウルラインを基準としてラインを引く方法をご紹介します。
※小学生を対象とした大きさです。
まずは本塁を決めます。
- 一塁方向へファウルラインを引く:40~50m
スリーフットレーンの起点にマーク:8.38m
一塁にマーク:16.76m - 本塁を起点として、二塁方向に半径23.70mの弧を描く(この弧上に二塁がきます)
- 同じく本塁を起点として、三塁方向に16.76mの弧を描く(この弧上に三塁がきます)
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ラインの引き方 手順②
次に、先ほどマークした一塁を起点に二塁、三塁を出していきます。
- 一塁を起点として、二塁に16.76mの弧を描く(本塁を起点として描いた弧と重なるポイントが二塁の中心となる)
- 同じく一塁を起点として、三塁に23.70mの弧を描く(本塁を起点として描いた弧と重なるポイントが三塁のとなる)
- 三塁側は、弧が重なったポイントを中心として外野までファウルラインを引く
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ラインの引き方 手順③
本塁と二塁の中心にメジャーを引き、10.67mにポイントします。
ここがピッチャープレートの中心となります。
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まとめ
ここまで引けたら、次に「コーチャーズボックス」と「ネクストバッターズサークル」、そしてバッターボックスやキャチャーズボックスのラインを引いていきます。
ここでも注意するところは、必ずメジャー(巻き尺)の内側にラインを引くことです。
最初は、線がゆがむこともありますが、練習すれば真っすぐ引けるようになりますので、積極的にグラウンドの設営を手伝っていきましょう。
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